私とあなたは、戦いの中で出会った戦友




戦いは決してよいものではない
人と争わずに済むのならそれにこしたことはないと思う
争いは人の体ばかりではなく心も蝕む
争いはたくさんの悲しみを生んで
その悲しみは癒えることなく新しい争いを生む
捕らわれやすい人の心は
この悲しいだけの争いを幾度も繰り返して
さらに傷つき、なにも見えなくなってゆく
哀しい哀しい人の性・・・




出会った頃は皆がそうだった
性根は真っ直ぐなのに、酷く歪んでしまっていて
暴力に明け暮れたり
やくざな世界に身を置いたり
大きな罪を犯してたりして
哀しい過去と今を忘れようとしていた




辛すぎる過去と現実を乗り越えようと
皆がそれぞれ見つけた路
皆一人で戦っていたね
泣きたくても泣けなくて
叫びたくても声にならなくて・・・














私の路も初めは細い路だった
それは私一人の戦いの路だったから
だれもいなくて、暗くて心細くて
でも志を捨てることができなくて
懸命に歯を食いしばって戦っていた


でも・・・


正直もう駄目かもしれないって思ってた
目の前の壁は高すぎて厚すぎて
諦める気はなかったけれど、駄目かもしれないとは思ってた
力尽きそうになっていた私に
救いの手を差し伸べてくれた人・・・


これが全ての始まりだったね
細くて暗い路が少し太く明るくなって
新たな力が沸いてくるのを感じた






いつの間にか2人が3人になって
そうしたら路は少し太く明るくなって
また新しい力が沸いた
新しい仲間が増えるたびに路は太く明るくなってゆく
そしてまた新しい力が沸いてくる
皆それぞれの孤独の戦いをしていたけれど
力を合わせて戦う素晴らしさにも気がついて
助け助けられ
でも決して馴れ合いじゃない関係が
すがすがしく心に沁みた
















戦いがあって
争いがあって
剣を交えて戦った
皆誰しも過去を引きずって
その時の思いをもてあまして
その剣に
その拳に
その体と心と深い傷に
全てをこめて戦った
さらに傷つくこともあったし
何かを失ったこともあった
誰かを泣かせたりしたかもしれない
けれどそんな戦いの中で出会ったからこそ
私たちの絆は強くなっていったのだと思うの
私はこの絆を
なによりも大切に思っているし
この先何があっても失いたくないと思ってる







辛い戦いがあった

哀しい戦いがあった

皆たくさん傷ついた

もう立てないと思ったことも

なにもかもどうでもいいと思ったこともあった

それでも、私が今立っていられるのは

皆が

励ましてくれたり

慰めてくれたり

ひっぱたいてくれたりして

背中を押してくれたから・・・

言葉では尽くせないくらい感謝してるの



















皆がいなければ、私はいなかった



















同じ時間を共有できたことが嬉しい
皆の仲間であることを誇りに思うわ
皆に出会えて、本当によかった










きっと誰が欠けても駄目だった
皆がそれぞれ「自分」でいるからこそ
私たちは仲間でいられるのだと思う



終わりではなくて始まり


流れる時を止めることはできれないけれど
一緒にいた時間は決して色褪せない
時は私に最高の仲間をくれた










だから、だからね
いつでもここへ帰ってきてね
今はそれぞれの路へ離れてしまったけれど
いつかまた路は交わると思っているから
もう一緒に同じ路を歩くことはないかもしれないけれど
交差したり、並んでいたりすることはあると思うから
いつでも帰ってきてね
ここは皆の家だから
私はいつでも出迎えるから










たとえ多くの悲しみを生んだ争いでも

その悲しみを乗り越えられる強さをくれた

細い細いいくつもの路が

ぶつかり合って交じり合って太くなって

私は一人ではないと教えてくれた

新しい路に踏み出す勇気をくれた

だからあなたがここに帰ってきたら









必ず言うわ




おかえりって




だから、だから・・・ね?









あなたと私は
何よりも密度の濃い時を
共に走り戦った
かけがえのない戦友(とも)






そう思っていても
いいよね














たわごと