ま、今更わかりきったことならべてねぇで
早く剣心とのガキでもこさえろや






ああ、でもよ
料理の腕もなんとかしとかねぇと
せっかくガキつくってもなぁ・・・
ガキの味覚が狂っちまうぜ
ま、剣心の味覚も狂ってるみてぇだから
ガキの方も期待できないかもしれねぇがな
でもあれじゃあなぁ〜〜〜〜























・・・言うまでもねぇが



俺たちの帰る場所は神谷道場(そこ)しかねぇんだ
帰ったら楽しい異国の話を聞かせてやっからよ
また皆で飲もうや





それまで達者でな譲ちゃん

ボロ道場つぶすんじゃねーぞ






































「誇りに思う」か・・・
譲ちゃんらしい真っ直ぐな物言いだねぇ
でもよ、俺は照れちまって口にはだせないけどよ
その気持ちは、きっと皆一緒だぜ譲ちゃん
譲ちゃんの気持ち全部
吐き出した心の内全部
皆がずっと思っていることなんだぜ
少なくても俺はそうだからよ


改めて告げられると素直になれないけどな



今の自分があるのは仲間のおかげだ
ま、悔しいけど剣心の影響が大きいが
俺が成長できたのは、アイツのおかげってのも本当だしな






でもよ

相良隊長のことも

赤報隊の無念のことも

あの時、俺自身が無力だったことへの悔しさも

俺は決して忘れねぇ






あの時の俺がいたからこそ剣心にも会えた

譲ちゃんに会えた

恵に会えた

弥彦に会えた

蒼紫や斉藤っていうイヤな奴だけど猛者にも会えた

だから、俺は過去のどんな俺も否定しねぇ
今の俺をつくったのは過去の俺だから





あの時、剣心が俺たちを置いて旅立った時
斉藤にお前らが剣心の枷になっていると言われた時
俺は自分の無力さが腹立たしかった

剣心は俺より強い


けど俺も
足手まといにならないだけの自信はあったんだ


けれど剣心は

そうは思っていなかったってことが悔しくて
俺たちは仲間じゃなかったのかって
お前の過去なんかどうでもいいじゃねえかって
抱えすぎて悩むくらいなら吐き出せよって
そう言ってきたつもりだったのに
剣心はそうは思ってなかったとわかって
悔しくて情けなくて




アイツが許せなかった

それ以上に自分が許せなかった




アイツに認めさせるだけの力が欲しかった
力ずくでもアイツに認めさせるだけの力
なにがなんでも手に入れたかった




死ぬ思いをして手に入れた力
それでもまだまだアイツには追いつけないが
俺はこれからもっと強くなってみせる
心も体も・・・な











今は皆離れちまったけどこれだけは言える
俺たちはこの先なにがあろうと仲間だ






いくつもの戦いを経て育った俺たちの絆
誰にも壊せやしないさ
だから俺は異国の地でもやっていける
帰れる場所があるから・・・な










正直言うとよ
譲ちゃんの不味い料理
実はそんなに嫌いじゃないぜ・・・


今は、なんか
あの味が懐かしいと思うぜ
ガラじゃねーけどよ






左之助より






たわごと